当園について

神さまとお友だちと自然を愛する子どもたちに

　当園の創立は1963年10月2日で、この日は守護の聖人の記念日にあたり、神さまの祝福とご加護を願って天使幼稚園と名づけられました。以来、50年以上にわたり福音(神さまの良き知らせ)の種を糸魚川の地に撒き続けて参りました。卒園生も2000名を超え、糸魚川を支える貴重な人材として各方面でご活躍されています。

　当園が大切にしてきたことのひとつにお祈りがあります。朝のお始まりのお祈り、給食前後のお祈り、お帰りのお祈りがあり、毎週月曜日には教会のお聖(み)堂に行ってのお祈りもあります。子どもたちに伝えたいのは、人は誰かの祈りによって支えられていること、そして自分の祈りによって誰かを支えることができるということです。もちろんそれらは神さまのお働きなのですが、わたしたちにもその協力者となることができるということなのです。これからも子どもたちのお祈りの心を育てていきたいと思います。

　自然豊かな糸魚川は神さまの恵みを感じることができる素晴らしい土地です。そのこととカトリック糸魚川教会がアシジの聖フランシスコに捧げられた教会であることは偶然ではないように感じています。と言いますのは、アシジの聖フランシスコは自然を愛し、すべての被造物を通して神を賛美した自然保護の聖人だからです。SDGsが叫ばれる現代にあって、自然の豊かさを肌身に感じて育つ子どもたちこそが、その担い手にふさわしいと思います。この子どもたちが心豊かに育ち、郷土を守り発展させていってくれることを切に願っております。